ダイソーの200円はぎれ1枚で作る炭治郎の羽織
今年の節分には大流行の鬼退治の漫画「鬼滅の刃」を取り入れずにはいられない。
どのようにするか考えていると、某保育用品カタログの表紙が目に入った。衣装ベースの緑のベストに、黒い折り紙を貼りつけて市松模様にして着ている。袖なしでも、色と市松模様で十分それらしく見える。
袖なし羽織なら、ダイソーで売られている、100×50センチで200円のカットクロスを使って作れるのでは?未就園児サイズ、ごっこ遊び用袖なし羽織の作り方。
〈材料〉
ダイソー200円はぎれ(約50×100センチ)
ミシン糸 市松は黒、麻の葉はピンク
〈道具〉
ミシン
アイロン
ものさし(できれば50センチ以上のもの)
えんぴつ
アラビックヤマト(または消え色ピットほそみ)
〈作成手順〉
布を身頃と襟に裁断する。柄の線を利用して、身幅がだいたい40センチ弱になるようにする。
身頃の真ん中の模様を基準にして、衿肩あきを裁断する。だいたい8〜9センチくらいの幅で、半分に折り畳んだわの部分まで切り取る。
ロックミシン、裁ち目かがり、ジグザグミシンなどで、両脇と衿ぐりの布端を処理する。
ロックミシンの場合はメスを使わず空ロック、ジグザグミシンも布をなるべく巻き込まないように、布が小さくならないように注意する。
切り離した衿の部分の長さが足りないので、切り取った衿肩あきの部分の生地を継ぐ。布の目が縦と横になってしまうが、ブロードだしどうということはない。
1枚では足りないので、2枚継ぐ。市松の柄をよく見て、慎重に柄合わせをする。本来ならまち針で止めるところだが、まち針では縫う時にずれやすいので、アラビックヤマトをちょんちょんとぬいしろにつけて、貼り合わせて縫う。縫い終わったら、アラビックヤマトをバリバリとはがしてぬいしろを割る。
生地がギリギリなのと、柄合わせの都合上、先に衿を筒状に縫う。
表に返して、身頃の市松模様とのバランスを見ながら、縫い目は無視して、柄が良い位置にくるようにアイロンをかける。
衿ぐりの布端と、衿のはしを合わせて、アラビックヤマトで貼る。首の後ろの真ん中から裾に向かって、布端処理の糸にのりを載せていく感じ。首のところは肩にシワを寄せてまっすぐ伸ばして合わせる。
裾まで来たら、衿の端を柄に合わせて中に折り込む。
衿と身頃を縫い合わせ、衿を開いてアイロンをかける。縫いしろは身頃側に倒すと、布端の処理が隠れて見た目がきれい。
袖ぐりを30センチくらい残して、柄を見ながらアラビックヤマトで貼り合わせ、脇を縫う。
縫ったら縫いしろをバリバリ開いて割り、縫いしろの折り目に合わせて袖ぐりにもアイロンをかける。
袖ぐりを縫って、脇のところは閂止め、または返しミシンでおさえる。
裾は買ってきた布のままで真っ直ぐになっていないので、脇線を縫ったあとで使えるところいっぱいいっぱいのところに合わせて切り揃える。今回は模様の端から7ミリくらいが最小なので、そこに合わせて切って布端の処理をして、市松模様に合わせて裾を折り、ミシンで押さえる。
本当は裾は三つ折りにして端から1センチくらいのところを縫いたいが、布が小さいので妥協する。
これで一応完成。アラビックヤマトを落とすために、洗濯をしてアイロンをかける。生地が綿100%のブロードで、あまり縮まないと思われるので、作る前に水通しはせず、完成後のタイミングで洗う。
参考にした祭り半纏よりも一回り小さいサイズ感。1.2歳児に着せると、和服としてジャストサイズ。3歳児だとごっこ遊び服としてぴったり。
おいっ、鬼太郎!柄が間違っているぞ!という雰囲気も感じる…。
脇のところの柄は、同じ色が並んでしまった。
裁断して売られている生地なので、柄の出方次第だが、全体的に半マスずらして、正面から見て、脇が半マス、衿が1マスになるように持ってきた方がよいかもしれない。
麻の葉柄も縦の線を目安にして同様の作り方で縫うことができるが、衿のつぎはぎが難しい。柄合わせはあまり気にしなくて良い。そして、肩上げをして着物に寄せたら可愛らしくて萌え萌え。
鬼滅大流行の今年の節分は、コロナ禍のため鬼が登場しないイベントとなる見込み。せめて鬼を倒す人になりきって豆をまきましょう!