水性ペンで色水遊び
夏に楽しい水遊びだが、まとめるのを先送りにしているうちにすっかり秋めいてしまった。
水性ペンで作る、透明度の高いきれいな色水遊びの覚え書き。
夏に美味しい卵豆腐。その入れ物は、脱プラスチックの対極にあり、食べてすぐ捨てるのは忍びない。
ついうっかり溜めてしまうが、それほど使い道もない。
ペイントしてミニ盆栽を作ったら良いかも?というフォルムである。
足がついているせいか、とてもしっかり、かっちりしているこの卵豆腐の入れ物の底に、水性ペンで色を塗る。
ツルツルなので、弾くけれど問題ない。
そこに、同じ容器を使って水を入れる。同じ容器を使うと、量をあらかじめ計っておけるので、溢れることなく適量を注ぐことができる。
水性ペンのインクがパッと溶けて、きれいな色水ができる。
かすれて描けなくなったペンの場合、分解してインクの染み込んでいる軸の部分を使うと、濃い色水を作ることができる。ただし手がインクで汚れる。
入れ物に入れたままでも良いが、ビニール袋にいれると持ち運べるので、子どもたちがより楽しく遊べる。
カサカサしたものより、ツルツルしたビニール袋の方がよりきれいに見える。
卵豆腐の入れ物が小さいので、水は袋に対して少量になる。ビニール袋に入れたら、角に色水を溜めた状態で袋を結ぶ。
上からまた違う色の色水を入れて、口をぐるぐるねじって結ぶと、イチゴがふたつ並んだ形の色水袋ができる。
傘袋を使って、水を入れて結び、また水を入れて結び、と繰り返すと、長くつながった色水の鎖ができる。
さまざまな色でたくさん作るととてもきれいだ。
凍らせてみたら、これまたきれいで、なんだか美味しそうな雰囲気。
プラスチックが水性ペンのインクを弾いて、あまりきれいに塗れないなー、と思っているところでお水をいれ、パッと鮮やかな色水になる瞬間は、子どもたちの目が輝く。書けなくなった水性ペン、卵豆腐の入れ物、捨てる前に使い切る遊びである。