松ぼっくりとどんぐりのリース
松ぼっくりを拾ってリースにしようと思うと、飾りを色々用意しなくてはならない。
落ちているどんぐりはぴかぴかとっても魅力的だけれど、拾って帰ったらいち早く処理をしないと虫がでてくるし、心なしか輝きが失われる。
だけど素敵な自然の贈り物を拾い集めるのをやめることはできない。見れば拾ってしまうのだ。
飾りの材料を使わずに、松ぼっくりとどんぐりだけで作ったリースの覚え書き。
〈下処理〉
松ぼっくりもどんぐりもお鍋で茹でる。私は100均のお鍋を工作用として一つ常備している。サイズが小さいので、何度かに分けて作業する。
松ぼっくりは濡らすとかさがすぼむので、新聞紙に広げて、数日がかりでまたかさがしっかり開くまで乾燥させる。
乾くまで時間がかかるが、ゆでると松脂が全体にコーティングされて周りがつやつやになる。
どんぐりも茹でたあとに新聞紙などに広げて乾かす。割れているものや穴あきのものがあったらはじいておく。
素材がすっかり乾いて、やる気が満ちてきたら、リースに加工する。
〈リースの作り方〉
厚紙をドーナツ状に切り、そこにバランスを見ながら松ぼっくりを並べ、ボンドかグルーガンで止めていく。
(松ぼっくりの色が様々なのは、以前拾ったのを保管していたもの、漂白してみたもの、拾った場所が違うので品種が違うなど、1種類ではないため。)
スチロールトレイにアクリル絵の具を数センチだし、そこにどんぐりをのせてふりふり揺らし、どんぐり全体に着色する。絵の具は水で薄めず、原液のままで良い。きれいにコーティングされるわけではなく、まだらな感じになるが問題ない。
牛乳パックを開いたところに広げて絵の具を乾かす。
松ぼっくりのかさに、どんぐりをボンドで止めていく。どんぐりがうまく乗るところを探しながらつけていく。
仕上がりはなんとなくカントリー調?
紐をつけてぶら下げられるようにして完成。
子どもが作るとどんぐりたくさんでずっしり重くなるので、紐は土台の厚紙にしっかりつける。
マスクとリボンゴムのセット
このたび、10年来の憧れであった、大型のカッティングマシンを入手した。A4サイズまで入るので、数千円するような大きなダイだって、シジックスのビッグダイだって、これからはサイズを気にせず買うことができる。
そこで、これまでデカすぎて買えなかったマスクのダイを購入。布を抜きたいので、ステンレスパッドも併せて購入。
100円ショップで、少し厚みがあるストレッチ生地を見つけ、普通に裁ち鋏で切ってマスクにするつもりで買ってあったが、それをダイで抜いてみることにした。
スパッと切れて気持ち良いが、ピカピカのステンレスパッドがベコベコになった。
抜いたらミシンで縫い合わせて完成!と思いきや、生地が柔らかいので大苦戦。ぬいしろギリギリを縫うことはとてもできない。
ワンダーハウス のマスクダイは、男性用、女性用、子ども用の3サイズあり、私が買ったのは女性用。あまりぬいしろをたくさん取ると小さくなりすぎて使えなくなると思いつつ、布端から1センチのところを縫ってからぬいしろを小さく切り落とすことにした。
写真の右がふにゃふにゃゆがんだ失敗の縫い目、左がそのあと縫った縫い目。右の縫い目の内側ギリギリを切り落とした。
完成形は、口の部分がダイよりひかえたサイズになったが、私にはジャストサイズ。
同じような形の市販の花柄マスクと比較しても、大きさはほとんど変わらない。
ピンクのチェック柄は、柄合わせに苦慮して、ピッタリ合うように頑張った。
話が脱線するが、今、私が大変ハマっている「ソーイング・ビー」というテレビ番組がある。ミシンで縫う時は、この番組にでてくる審査員のコメントを意識して、「ここは縫い目が曲がってしまっている。残念だ。」「ここは、柄が、ぴったりあってるわ。」などと呟きながら縫うのが一人楽しい。
そしてマスクの耳掛け部分は綺麗に丸く抜けるので、そのまま捨てるのはなんとなくもったいない。
切りっぱなしでOKの生地なので、そのままリボンかちょうちょにできそう。
2枚の端を少し重ねる。
蛇腹に追って重なった部分を縫いとめる。
ぎゅっと絞るように糸をぐるぐる巻きつける。
髪ゴムを布でくるんで縫いとめる。
マスクとお揃いのヘアゴムができた。
100均のはぎれ からダイで抜けるのはマスク1枚分。残った生地からは、子ども用サイズの同じようなデザインのものをハサミで切り出せばギリギリ作ることができる。
その後100均の同じシリーズの生地に、柄物が増えているのを見かけて手にとってはみたが、プリントのせいか、ほとんど伸びないので見送った。
手芸店にもう少しストレッチのきいた生地を買いに行きたいが、そうすると同じ柄の同じマスクばかりたくさんできてしまうので躊躇している。
ラミネートでホネホネガイコツくん
今年も街に溢れるハロウィンの楽しいデコレーションに心浮き立ち、フリマサイトでまたまた謎の輸入ダイを買ってしまった。
なんとなく口がニッコリしているようなガイコツのダイ。
画用紙やウレタンフォームを抜いてみたが、腰骨のところが心許なく、そこから破れそう。
すぐ何かに貼り付けるなら問題ないが、モビールにしようかな?窓に貼ろうかな?とアレンジを考えていたので硬めの厚紙で抜いてみた。
しっかりはするが、やはり抜いた紙だけだとすぐちぎれそう。
そこで、ラミネートでコーティングしてみた。
(アイディアの元ネタは、レースペーパーをラミネートして、サンキャッチャーを作るという工作。)
A4サイズのラミネートシートに次々並ぶガイコツくん。
マシンを通して圧着したのを1人ずつ切り離すと、1人ずつ扱いやすいものになった。お人形遊びのように動かして、放課後ミッドナイターズ気分。
あとは単純にしおりとしてでも、糸をつけてモビールにしても、楽しく活用できそうである。
抜いた後の紙も、くっきり人型で使えそうなので、こちらは色画用紙に貼りつけてカード状にした。
ガイコツを抜いた紙より、一回り大きく色画用紙を切り、100円ショップで買った簡易かどまるくん的なコーナーパンチで、角を丸めた。
重ねて貼りまくって、分身の術。
色鉛筆で、メキシコのガイコツ祭りのような顔を書こうとしたが、あまり鮮明には書けなかったので、ミルキーカラーのボールペンなどを使って彩色してみた。
サイズ感もあいまって、大人にはかわいいガイコツくんだが、子どもにヒットするかは微妙…。
顔や体に書き込むのを楽しめたらと思ったけれど、濃い色の紙に、白やパステルカラーで彩色するのはなかなか難しく、小学校低学年くらいまでは無理かもしれない。
普通に私が楽しんだだけの工作になってしまった。
ハッピーハロウィン!
謎のキャラクターカッティングダイ
私がダイカットマシンというものに出会ったのは、スクラップブッキングという楽しいクラフトを知った10数年前で、当時はマシンもダイも情報も、入手先は非常に限られていた。
しかし最近では、フリマサイトなどでブランド不明、著作権ガン無視の安価なダイが出回っている。
出品者は格安で仕入れて、数倍の価格で販売する商売かな?と想像している。
キャラクターとしては、特にディズニーものが多いが、日本のアニメキャラやスヌーピーやきかんしゃトーマスなどもある。
フリマサイトでは、カットした制作見本がなく、ダイの写真のみ掲載のことが多くて、実際に素敵なものが作れるのか疑問である。
プリンセスものは、ドレスの模様や髪の毛の筋など、かなり細かく模様が入っているが、これはエンボスがきれいに入るのだろうか?
アニメキャラの場合、細かいパーツが多く、部品ごとに色を変えて抜き、1枚ずつ貼り付けていくことを考えると気が遠くなる。
作成例を見たいが、ググってもなかなかでない。
謎のダイは謎のまま、フリマサイトではいくらでも出品される。
そしてどんどん売れている。マシンは今やそこそこメジャーなものになったのだろうか?
デザインが精巧なのに、ちゃんと抜けるのか気になって気になって仕方がない。ので、ポケモンのものを買ってみた。
サイズ感がマチマチだが、まあ、かわいい。
円形のものは紙面にキャラクターが浮き出るようにカットされるので、周囲を改めてカットする必要がある。
シジックスのサークルダイと組み合わせて、円く抜いたら良い感じになった。
息子にねだられて買ってみた寝ているピカチュウ とヒトカゲも、彩色などの加工が必要ではあるものの、顔はかわいい。
問題は、立っているピカチュウ である。
これは、アリエクスプレスに作成見本の写真があって、微妙すぎる顔をしていたけれど、まあアジアンクオリティでそんなもんだろう、と捉えていた。
顔のパーツが別で抜けるから、組み立て次第でかわいくなるはず…と思ったけれど、記憶王で試作したらすごい顔になった。
ちゃんと資料を見てバランスよく作ったら、かわいいピカチュウ になるはず。(と信じている)
それよりもこのピカチュウ の問題点は、切れなくて良い足が切断されてしまうこと。
カットした後に、再び紙の断面にノリをつけて貼り合わせなくてはならない。
足と胴体の境目の歯を少しつぶして、切り残してつながった状態にカットできたらなぁ、でも小さいから難しそう。と思っていたところ、好都合な道具が手に入った。
コロナ休校により、自宅で作成することになった息子の美術の課題、銅板レリーフ用の打ち具である。(名称がわからないが)
先端の尖ったものを使用して、他の歯を潰さないように、慎重にゴンゴンゴン!と金槌で打ってみた。
ダイは銅やアルミじゃないからそれなりに硬い。
理想としては、足の真ん中にラインが入るよう、両端をかすかに潰したかったが、なかなかうまくいかない。
多少歯が潰れて、足が切断されなければそれで良いか、というところで妥協した。かすかにできた凹みにより、なんとか足もくっついた状態で抜けるようになった。
カッティングダイは、紙を綺麗な形に切り抜けて、それをホイホイ量産できることが魅力である。切れなくて良い部分が切れてしまうのは困るのだ。
なんとか使いやすく加工できて良かった!
謎のダイは、難がある場合も考えられる。出品者も輸入物であるとことわりをいれているが、そうは言っても無意味な切れ方をすればがっかりである。
ピカチュウ は加工で対応できたから良かったが、毎回自力でフォローできるとは限らない。
普通の流通ラインには乗っていないグレーなアイテムが多いので、購入自体が冒険とも言えるが、一応アウトラインはちゃんと抜けるダイだった。
気になるアイテムを見つけたら、また買ってしまうかも…。
ワイヤーとビーズのクリスマスリース
ハロウィンからクリスマスにかけては、街中がカラフルにデコレーションされて、とても楽しい気分になる。
作らなくても素敵なものがたくさん売られているけれど、クラフトもまた楽しい季節。
作ることを楽しむ、それが目的の子ども向けリースの作り方。
〈材料〉
リボン 35センチ
レース糸 30センチ
グリーンモールガーランド(紐状の葉っぱの造花)40センチ(ダイソーの約3メートルの物を切って使用)
1.5ミリ太さのアルミワイヤー 40センチ
1.2ミリ太さのアルミワイヤー 45センチ
大粒のビーズ 10〜15個
ベル 1個 (ダイソーで5センチくらいのベルが7個ずつついていたガーランドを切って使用)
〈作り方〉
1) アルミワイヤー の端に5ミリ程度の輪を作り、2本のワイヤーをつなげる。1.2ミリのアルミワイヤーにビーズを通し、1.5ミリの方にベルを通す。
ビーズは色や形に偏りがないように意識して配置する。
2)針金をねじって、ビーズをなんとなく均等に固定する。端の方はリボンに隠れるため、ワイヤーを繋げた部分と反対側にたくさんビーズがあるように配置する。
多少なら、あとからビーズの位置の調整も可能。
3)最後までねじったら、バランスを見ながら円形にして、最初にワイヤーをつなげた時にできた輪の部分に、ワイヤーを通して折り返してねじり止める。
4)グリーンガーランドの先端を少し曲げてアルミワイヤーの輪の部分に通して止める。
5)ビーズが葉っぱに隠れないようにしながら、ねじねじとグリーンガーランドを巻きつけていく。最後まで巻けたら、アルミワイヤー と同じように、輪に通して折り返し、ねじとめる。
6)レース糸にリボンを結びつけて、蝶結びにする。
レース糸は片結びにする。
7)レース糸をベルの近くに結びつけて、片結びでしっかりしばる。端をまとめて、ぶら下げる部分にする。
完成です!!
水遊びでジュースとソフトクリーム屋さん
体は水に入らず、タライに汲んだお水で遊ぶ時のアイディア備忘録。2.3歳児向け。
コップやバケツに水を汲んでぶちまけたり、水鉄砲での打ち合いも楽しいが、だんだんマンネリ化してくる。
布団袋のウォーターベッドなども楽しそうだが未体験。いつかやりたいものだ。
今回は、食紅で色をつけた色水でジュース屋さんごっこをやってみた。
ペットボトルやプリンのカップなど、透明な入れ物に少し食紅をいれて、そこにやはり透明な入れ物からお水を注ぐ。
いれた瞬間からパッと色づくお水に、子どもたちの目が輝く。
当たり前だが、入れ物は透明なのが楽しい。でも、緑色のコップにいれた赤いお水は、なんとなく黄色っぽく見えるような…?
色のついたコップだと、水そのものを混ぜなくても混色遊びが可能なのかもしれない。
さらに泡遊び。
台所用洗剤をタライに入れて、ホースの先を潰した勢いで水を注いだが、期待したほどの泡は立たず、それでもこれまで単にお水だけで遊んでいた子どもたちは喜んだ。
しかし私は満足できない。ネット検索による研究により、後日リベンジ。
やはり、泡立てアイテムが必要なようなので、洗顔ネットで、ハンドソープをゴシゴシあわあわ。
泡立ててはしごき、泡立ててはしごき、の繰り返しで、クリーミーな美味しそうな泡ができた。
さらに、泡の上から食紅を入れて混ぜると、ピンクのイチゴクリームになった。洗顔ネットで泡立てただけあって、CMのようにモコモコのコシのある泡は、コップに山盛りにしてソフトクリーム屋さんごっこ。泡の浮いた水ではなく、泡そのもので遊べるようにするのが楽しくなるポイント。
色つきの泡は、遊ぶうちに水の方に色素が落ちるのか、次第に白い泡になってしまった気がする。
クリーミーな泡はとてもおいしそうなので、低年齢の子どもがいる場合は口に入らないよう注意すること。
洗顔ネットで大量の泡を作るのは大変だったので、来年また研究したい。浴用ナイロンタオルなど、大きめの布でやると早いだろうか。
(手も濡れるし、泡も次々作らなくてはならないため、写真無し。)
かぼちゃとオバケのフェルトのバッジ
厚紙にフェルトを貼り付けた、簡単なバッジ作り。
〈材料〉
フェルト
厚紙
安全ピン
リボン
飾り用のスパンコールや動眼など
〈作り方〉
1.厚紙を作りたいバッジの形に切り抜き、ボンドでフェルトに貼り付け、厚紙に沿ってフェルトを切り抜く。
2.フェルトや動眼をボンドで貼って顔をつける。線など、細かいところは油性マジックで書く。
3.安全ピンにリボンをつける。リボンは4〜5センチ程度で、ボンドをつけて半分に折る。
リボンにハリがあるとすぐ開いてくっつきにくいので、クリップや洗濯バサミでしばらく止めておく。
開く部分を左にして、手前にピンが傾くようにしておくと、バッジにする時に貼り付けやすい。
乾いた後に、端を切りそろえておくと仕上がりがきれい。
4.厚紙に安全ピンをつけたリボンをボンドで貼る。
5.完成!
色んな顔で作ると楽しい。
お洋服にバッジをつけたまま、洗濯するとアウトなので気をつけて…。