工作イベントの流れを考える
作りたい子に適宜教えるのではなく、短時間のイベントの中で一斉授業的に工作を教えるには、ある程度の流れを考えておかなければならないと思う。
前回は連絡不足により、自分がメインで指導する係だと思っていなかったのでグダグダになった。
実施回数は少なく、相手にする人数は多く、私自身が模索状態なので、簡単な指導案を準備してみる。
〈テーマ 〉
七夕飾り「吹き流し」を作ろう
〈時間 〉
小学校が4時間の日の放課後 2時から2時30分
(1時30分からの読み聞かせイベントの一環)
〈 児童観 〉
1〜3年生の参加を希望する児童、約40名前後。
読み聞かせのイベントであるが、毎回工作をするので、お話よりも工作を楽しみにくる子どもが多い。
学年、クラスの関係なく、不特定多数の子どもが集まる。
短時間で作成できるものを数種類用意した場合、時間と材料の許す限りたくさん作りたいと熱意をもって取り組む。
〈目標〉
子どもたちが、仙台や阿佐ヶ谷の吹き流しのミニチュアだと実感できる飾りを作る。
七夕飾りを作る機会は珍しくないため、目新しく感じられる飾りを作り、七夕飾りにも様々な種類があるのだという新しい発見と共にイベントの特別感を味わいたい。
〈準備するもの〉
吹き流しの材料50個分
・お花紙(あらかじめ蛇腹に折って真ん中をしばっておいたもの100個) 1/8サイズ6枚重ね
・くす玉の土台(こよりを貼り付けた直径3センチの円形の紙)50個
・吹き流し部分用の紙(柄のついた折り紙や折り染紙)50枚
・自由製作用の折り紙、短冊、折り染めの紙
・笹
※子どもの人数に対し、スタッフの数が少ない為、簡単に完成させられるように材料を準備しておく。
※はさみ、のりは各自持参してもらう。
、
〈指導計画〉
・導入
見本の吹き流しを見せ、このような飾りつけをする七夕を知っているか尋ねる。(仙台、阿佐ヶ谷、平塚、安城など)
七夕飾りといえば折り紙を使った輪飾りや短冊であるが、今日はせっかくのイベントなので、くす玉のついた吹き流しの工作をすることを伝える。
・展開
吹き流しの作り方を実演、説明する。
使用する紙の上部を残して細長い切り込みをいれ、残した部分を折り返し、上から見て十字になるように折り目をつける。
十字の中心に、くす玉の土台の下に出ているこよりを挟み、のりで固定する。
お花紙を開いて花の形にし、両面テープで土台の裏表にはりつける。
早くできた子から、短冊や折り紙の飾りなどを自由に作らせる。あらかじめ笹にいくつか飾りをつけておき、作り方を聞かれたら説明する。
・まとめ
持ち帰りたい場合はミニ笹に、学校に飾っておきたい子は大きい笹に飾るよう促す。
持って帰る場合は、下校時に振り回したり、飾りを落としていかないよう注意を促す。